ラベル 写真 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 写真 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013/02/03

僕の未熟な写真講義 -フィルムカメラとデジタルカメラの違い

,

ひとつ前の記事、僕の未熟な写真論 -僕は平気なんですに引き続き、「写真には興味があるけど、一眼レフカメラは高いし・・・」と思っている方向けの写真講義を。
おすすめは、とりあえず手持ちの道具で写真を撮ってみる事。

それでは始めましょう。

----------------------------------------
写真に興味がある人は「一眼レフは高いから」と言ってないで、コンデジでも携帯のカメラでもいいから写真をたくさん撮るといいです。カメラそのものの扱い方以外の部分の占めるウェイトってかなり大きいと思います。
写真が上手くならない一番の理由は、撮影枚数が少ないからだと思います。イベントに出かけても撮影枚数が10枚とか20枚とか。デジカメの一番のメリットは現像代がかからず、100枚でも1000枚でも撮影できる所です。形が変わらないので忘れがちですが、フィルムカメラとデジタルカメラは全くの別物です。レコードからCDに変わってから、アルバムを最初から通して聞かなくなったように、写真の撮り方も変わります。

たくさん写真を撮ろうとした時に一番の足かせになるのが、「かっこいい写真」を撮ろうマインドです。言うなれば「心のブレーキ」みたいなもので、完璧な構図を求めてなかなかシャッターが押せません。内容もキメ顔の友達の写真とか、キレイに撮れて当たり前の風景とかつまらいものになりがちです。

そこで、「2時間のイベントなら100枚以上」といった制限を設けて、とにかくたくさん撮影する事をおすすめします。たくさん撮っていると、うまく撮れた写真/撮れなかった写真の違いが何か考えたり、オート撮影に限界を感じたりと、いろいろ気がついて勉強したくなります。


一番いいのは一眼レフカメラをレンタルして、友達の結婚式やLIVEを撮影することです。真剣にならざるを得ませんし、友達の喜ぶ顔を見るのは嬉しいものです。思い出アーカイブとしての写真に価値があるので、オートでパシャパシャ撮ればいいんです。極論すれば、ピントさえ合ってればいいんですよ。
失敗してもいい、少し背伸びの必要な環境を自ら作り出てし、そこで精一杯努力する。一番効果的な修行の方法です。そこで楽しい、もっと上達したいと思えば、どんどん活動の範囲を広げたり、アウトプットの質を高めたりする方法を考え、実践します。毎回少しずつ、少しずつハードルを上げていきます。
僕のカメラ歴は、まさにこれを地で行く感じです。

外へ出かけていって、とにかく写真をたくさん撮りましょう。
それでは素敵なカメラライフを!

-----
僕がどういう経緯でカメラを買ったか興味のある方は、こちらの過去記事をご覧ください。人生はボートを漕ぐようなもの。
2011年を振返って 

カメラレンタルについて。
キャンペーン商品なら2泊3日で1000円程度。それでなくても5000円以下でレンタル可能です。
カメラレンタルの「レンタルボンバー」

オートモードを卒業するための基礎知識
デジタル一眼レフカメラの基礎知識


----- 関連記事
僕の未熟な写真論 -僕は平気なんです
2011年を振返って
アマチュアとプロフェッショナルの違い
Read more →

僕の未熟な写真論 -僕は平気なんです

,



「窓は風景を切りとる装置である」というYKK APのCMがとても好きで、写真を撮る時も「カメラという装置でどんな風景を切りとるか」そんな事を考えている。カメラが窓と違うところは、窓をどこに設置するかを選べるところと、その風景のどの瞬間を切り取るかを決定できるところである。

無限のかのように広がる空間のどこに窓を設置するかという「横軸」と、通り過ぎれば二度と取り戻せない時間という「縦軸」。同じ人の笑った顔であっても一つとして同じものはなく、チャンスは一度きり。場の流れと雰囲気を予想して先回りしてカメラを構え、縦軸と横軸の交わる瞬間を静かに待つ。

ブツ撮りや風景写真、照明や衣装を作り込むスチル撮影にあまり興味が向かない理由はそこにあって、いうならばライブカメラマンをやりたいのである。昨晩Tweetしたように、すべての写真は僕の視点であり、記憶であり、感情と思い出は自分の写っていない写真にこそアーカイブされる。

----------

なんでこんな事を考えたかと言うと、下のtweetからの派生ですね。


まあこんな理由を伝えても仕方がないし、せっかくの気遣いを断るのも悪いので、「いやー写真苦手なんでいいんですよ。自分は写らなくても」とかいながらもフレームに収まるんですけど(笑)

いつも気を遣ってもらってありがとうございます。

----- 関連記事
2011年を振返って

----- 追記
友人からこんなコメントが届きました。
その視点はなかった。というか人の記憶に残りたいとは思っていないのかも。

君が画像をアップした時から、その画像は君の視点からみんなの視点に変わるんだ。
だから、君も写っていないとダメなんです。
Read more →

ZenBack