2012/11/08
Life感想戦「うれしはずかし文化的初体験」その4(2012/10)
投稿者
萩野友紀
,
時刻:
20:00
【ネット時代の音楽の消費についての話】
「ネットで検索して時系列を無視して知識を深める事ができる」という話で、佐々木さんは「”ちゃんとした人”は順序関係を後追いで調べるんだろうけど」という表現をしているんだけど、"ちゃんとした"ってなんだろう。
「歴史を押さえる」という文化系の人々の常識は、いつまでも常識のままなのか。
映画や書籍は違うかもしれないけど、こと音楽に関しては認識が変わってきているというか、そもそも意識もされなくなっていくような気がする。
iTunes/Youtube時代では全ての音源が同列に扱われるので、Beatlesの次にColdplayが、尾崎豊の次に平井堅が再生されるみたいな事が当たり前のように起こる。
つまり、全ての楽曲は現在に所属する。
生まれた頃からiPodがあれば、音楽を聴きながら歴史を意識する事は減るんじゃないか。
レコードからCDに変わってアルバムを通して聴く文化が薄れたように、CDからシリコンオーディオプレイヤーに変わる事で、歴史を意識して音楽を聴くという文化も薄れていく可能性があるのでは。
それを今は「動物化」と呼ぶのかもしれないけど、おっさんガンダムオタクが敬遠されるように、「あいつ音楽史とか語ってマジださくね?」みたいな時代が来るのかもしれないと思いました。
今の常識は未来の非常識となるのかも。
登録:
コメントの投稿 (Atom)