2012/11/30

関西クラスタに会いに行った話

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2012/11/18 日曜日の、大学の友達の結婚式のため、神戸へ。
関東に住んでいるので、神戸までの交通費+宿泊費+ご祝儀って考えるとやっぱり悩む訳ですが、久しぶりに大学時代の友人に会ういい機会だと思って参加することにしました。

そして、旅行の手配をしながら頭に浮かんだのは「関西クラスタに会って話を聞きたい」ということ。

【説明しよう!】
関西クラスタとは、株式会社ゲンロンが発行している雑誌「思想地図β」の関西の読者が企画している集まりで、読書会を開催したり、バーベキューをやったりと活発に活動していることで有名。(東さん曰く、「やつらはマジリア充。思想界ではあるまじき事」)

10月から「文化系トークラジオLife」のオフ会を企画しているので、コミュニティを盛り上げる秘訣とか、面白いイベントについて教えてもらいたいと思ったのと、僕自身も東浩紀氏をフォローしていて「思想地図β」読者でもあるので、単に話をしたいというのもあった。


【以下、関西クラスタに出会うまで。ダラダラ書いても退屈なので箇条書き形式で】

・まったく面識はなくツテもなかったのでどうしようかなーと思っていた。

・とりあえず関西クラスタの代表のコロンブスさん(@columbus20)のTwitterをチラ見。

・Lifeオフ会告知TweetをRTしてくれているのを発見。

・これはチャンスとばかりにリプライを送る。

・何度かTweetでやり取りをする。
 「東京でLifeオフ会やってるので、活発に活動している関西クラスタに注目してる」とか
 「関西クラスタのアジトのGACCOH行こうと思ったけど、京都で遠いからあきらめた」とか
 「日曜に神戸で友達の結婚式で月曜に帰るんです」とか

・コロンブスさんから「日曜は予定ないから、神戸まで行きますよ」という神のようなTweetが届く。

・そして、Lifeオフ会 × 関西クラスタミーティング開催決定。
 (梅田にホテルを予約していたので、夜に茶屋町あたりで会うことに)

奇跡が起きた!


さらに付け加えると、結婚式の翌日が月曜日で二次会でみんな帰ることが予想されたので、本当は日帰りプランにする予定でした。ところが貯めたマイルを使って特典航空券を予約することにしたので、全然空席がない。(二週間前なのに!)仕方なく変則的な日程を組むことに。

(こんな日程)
土曜日 21:00 羽田→関空 22:30、親戚の家に宿泊
日曜日 12:00 結婚式、20:30 二次会終了、梅田のホテル宿泊
月曜日 12:00 伊丹→羽田 13:30

そして出発の飛行機が遅れ(当日東京はすごい大雨だった)親戚の家にたどり着けず、アメ村のカプセルホテルに泊まるというおまけまで付きました。
もちろん日程を組んだのはコロンブスさんにコンタクトを取る前だったので、偶然が重なっていい方向に転んだ格好になります。実は「たぶん会えるんじゃないかな?」という気がしたので、新幹線に変更することはしなかったんですけど。

関西クラスタと話した事


肝心の飲み会の内容は、オフレコの話ばっかりだったのでほとんどここには書けなかったりするw

色々な話をした中でひとつだけ選んで書くとすれば、一番強く感じたのは、東京との熱量の差。
関西には「足りないなら自分たちで作ってしまえ!」というパワーがあるように思う。
大阪が東京に次ぐ大きな都市だとはいえ、コンテンツの質・量ともに東京には遠く及ばない。
こちらではイベントをこまめにチェックすれば著者の話を聴く機会なんていくらでもあるし、知り合いのツテをたどれば本人に会うこともできないことじゃない。文化的な体験の機会という面では東京のほうが有利なのは間違いない。でも、そのせいで消費するだけで満足してしまっている部分もあるんじゃないかと思う。

話に出たのは、東京でイベントを企画すると人は集まるんだけど、「そこにコミットしよう」「自分の時間を使ってイベントを盛り上げよう」という感覚の人が少ない気がするという事。損することを嫌って、楽しいところだけ消費して済ませる、言うならば「東京の大人たちのフリーライダー感」みたいなものがあって、そこが大阪に負けていると感じる理由なんじゃないかと思う。
故郷は遠きにありて思ふものなり 。というのは少し意味が違うけど、地理的な制約によって生まれる熱意は予想以上に大きい。

僕は関西の人たちの関わり方の方が楽しそうだと思うし、得るものは多いだろうと思った。
文化系トークラジオLifeの「現代の現代思想」で東さんが話していた、「未来の作り手は誰がどうやって育てるんですか」とか「シーンを作ろうと行動するヤツ、盛り上げるようとするヤツが一番偉い」というのは多分こういう事なんだろう。

最後に

結婚式に呼んでくれた友人に心からの感謝を。
大学時代の友達に久しぶりに再会できただけでなく、偶然が重なって関西クラスタと会う事ができました。東京に留まっていたら、こんな出逢いは絶対にありませんでした。Lifeのイベントの事を抜きにしても、僕にとって大切な出会いになるだろうと思っています。

会った事もないのにいきなりの連絡に応えてくれた関西クラスタのみなさん、本当にありがとうございます。みんなとても頭がよくて少し不安になりましたが、とても刺激的で楽しい時間でした。関西クラスタはLifeクラスタでもあるという事でしたので、一緒に何か面白い事ができればいいなと思います。近いうちにLife関連のイベントを企画するという事で、実現を楽しみにしています。(お財布に余裕があれば)参加したいところです。
とりあえず、こないだ黒幕にお会いした時に関西クラスタの事を話しておきました。Life関西出張もあるかもしれません。

こんな偶然はなかなか起こらないとは思いますが、外に出なければ可能性はゼロです。
「フラグは外にしかない」という事を自分に言い聞かせて、空振りを怖がらずに外へ出かけようと思います。
本当は出不精なのですけどね。
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関西クラスタ
文化系トークラジオLife
株式会社ゲンロン
関西クラスタ 公式Twitterアカウント

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