2012/02/24

CHANEL銀座 と ピグマリオン

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今日はCHANEL銀座にエリオット アーウィットの写真展を見に行ってきました。
CHANEL銀座ではブティックだけでなく、展示の為のスペース、音楽ホールが併設されていて、様々なイベントが開催されています。
ほとんどが無料で開催されるので(気後れさえしなければ)誰でも参加する事ができます。

なぜ銀座の真ん中でこんな事をやっているのかと思っていましたが、パンフレットに答えがありました。
キーワードは「Pygmalion(ピグマリオン)」です。

「Pygmalion(ピグマリオン)」という言葉はギリシャ神話に語源を持ち、才能を信じ、支援し、開花させる人という意味があります。
CHANELの創始者であるガブリエル・シャネルは、無名時代のパブロフ ピカソ、イーゴリストラヴィンスキー、レイモン ラディルゲらを支援したそうです。
ここで行われるコンサートは、「シャネル ピグマリオン・デイズ クラシックコンサート」と呼ばれ、若いアーティストがソロ・コンサートを行います。
創始者の遺志を受け継いで、「若い才能を支援し、育てる」という事をやっているわけですね。

直接利益になることはありませんが、どんなマーケティングよりも効果的に人々にCHANELのスピリッツを伝える事ができるでしょう。
それは巡り巡ってCHANELのコーポレートアイデンティティを強化することにつながるのだと思います。

このようにして培われたブランドイメージと品質の高い製品によって生まれる「CHANELという価値を身につける」という物語に、人は魅せられるのかもしれません。


photo credit: Aih. via photopin cc

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前世を「信じる」か「信じない」か

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前世とか神様とかの類いの話は、
「信じるか・信じないか」で議論するようなものではなくて、「存在するか・存在しないか」の話だと思っています。
存在していれば信じていなくても影響力をもって側にいるのだろうし、存在していなければ信じていても何も起こらないですよね。
(信じていないと地獄に堕ちる。的な考え方は、神様の考えにしては心が狭すぎると思いません?)

つまり信じていても信じていなくても結果は同じ。
そして、存在するかどうかは能力不足で検証不可能(一部例外はいるのかもしれませんが。モモさんとか)
だとしたら考えるだけ無駄じゃない?

という感じのゆるい立場を採用しています。
存在すると思う事で行動がいい方向に変わるなら、信じている人の方がいいのかも。
という感じです。

こういう話題だと、信じる人も信じない人も攻撃的になる事が多いので、お互いもう少し優しくできたらいいのになと思います。
意見を否定する事は、人格を否定する事とイコールではありませんから。

信じる人 v.s. 信じない人
のバトルが始まった時はどちらにもつかず、話の盛り上がりそうな方に加担して、
なまあたたかい目で見守ることにしています。
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クリエイティブと心の穴

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クリエイティブと心の穴

心が欠けているから、それを埋めようとして何かを創り出す。
それは歌だったり、踊りだったり、絵だったりイロイロだ。
だから芸術家には変な人が多い。


世の中には
0を1にする人
1を100にする人
100を1000とか10000にする人
と色々な種類の人がいる。
それは優劣ではなくて、能力の種類が違うだけの話だ。

とはいえ、やはり0を1にできる人はかっこいいので、「シビれる憧れるゥ」と思うだろう。僕もそうだ。

間違いなく、いわゆる「センスのある人」は一定数存在して、彼らは驚くようなものを創り出す。
ただしセンスがない人も、理論を学んで経験を積めばある程度の所までは行くことはできる。
そして、センスがないと無理なレベルを要求される事は結構少ない。
努力で辿り着ける「ある程度」は、意外とレベルが高いのだ。

自分にはクリエイティブな才能がないと思うなら、そういう風に考えればいい。
photo credit: JD Hancock via photopin cc


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ソーシャルメディアをこれから始める友人へ宛てたお手紙

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素敵な友達へ。
あなたの能力、技術、仕事に対するプロフェッショナルな姿勢は、多くの人が羨み、賞賛し、共感を呼ぶものです。
僕はあなたにはない技術を持っていますが、今のところそれはただの技術でしかありません。
しかし、あなたは発信する価値のあるコンテンツを持っています。
ソーシャルメディアを活用すれば、あなたの魅力は多くの人に伝わり、広がりをみせるでしょう。
全力でサポートするので、必要があれば言ってください。
キーワードは「共感」「尊敬と配慮」そして「LOVE度」です。
今年も色々新しいことやりましょう。

あなたのIT技術スタッフ 萩野友紀より
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パソコン教室をやって思った事

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今日は友人を相手にパソコン教室を開催した。
感想は、「パソコンってこんなに難しいのか!」だった。

FacebookとTwitterの登録を手伝った。
僕の見積もりでは30分もあればいけるだろうと思っていたけど、ぜんぜん甘かった。
最初に断っておくけど、友人の覚えが悪いとかそういうことを言いたいんじゃない。
プロフェッショナルの仕事ができる、とても頭のいい友人だ。

Facebookを使いこなしている皆さんに伝えるのは難しいけれど、横で見ていて「前提として知っておかなきゃならないこと」が多すぎると思った。

そもそも、「終了するのにスタートボタンを押す必要がある」というユーザーインターフェイスが直感的である訳がない。
当然の事のように思うのは、我々が慣れてしまったからだ。



僕は二年くらい前に、Faxと電子メールを引き合いに出して、インターネットについての話をしたことがある。
「あなたが10年前に戻って電子メールを使わないという選択をしていたとしたら、今どうなっているか想像できますか?
もしインターネットが電子メールのように普及するものだとしたら、難しそうだからやらないなんて選択肢があると思いますか?」


パソコンが苦手な友達にした例え話だったと思う。
Facebook帝国がこれからもずっと続くとは思わないけど、
これからソーシャルメディアはますます避けて通れなくなる。

電子メールはeメールになり、ついに「メール」になった。
仮定の話は現実となり、選択肢はなくなったのだな。

などという事を考えながら、パソコン教室をやっていました。
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【書評】シェア

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「私達は音楽を聴きたいのであって、CDが欲しいわけじゃない。」
という一文が、シェアの本質を表していると思う。

クリス・アンダーソンのフリーのように、ビジネスビジネスしてるのかと思いきや、
太平洋の真ん中に浮かぶ「ゴミ島」のことなどにも言及するなど、
大量消費社会が環境に与える影響についても書かれた社会派の本。
あまりの熱心さに、早く本題にもどれよと言いたくなるほど。

IT技術の発展に伴うマッチングコストの低下によるシェアサービスの成功例
(zip car-カーシェアリング・e-bay-オークションサイト」はもちろん面白かった。
だがそれ以上に、「所有するから利用するへの変化」が副次的にもたらした環境への影響の話が興味深かった。

ex1.
iTunesで音楽をダウンロードすることは、CDを購入する場合に比べて環境負荷を40%~80%下げるが、
Steve Jobs は環境を守るためにiTunes Storeを始めたわけではない

ex2.
Netflix(DVDのネットレンタルサービス)で映画を借りることは、毎年320万リットルのガソリン消費を減らし220万tのCO2を排出を削減するが、
環境にいいからと言ってNetflixを選択したユーザーはいない

大量消費を是とする習慣はここ何十年かのもので、
しかも企業の販売戦略から生まれたものでしかありませんよ。

成人式の着物はレンタルで済ませるのに、
一日23時間は車庫に眠っている車を所有することの合理性ってどこにあるの?
というような、考えるフックとなる問いかけを与えてくれる本です。

我々が環境保護を当たり前に思う我々は、上の世代の反エコな生活様式を糾弾していたりしますが、
そう遠くない未来に、大量消費社会を作り上げたダメな世代の烙印を押されてしまうのかもしれません。

シェアの第一歩として、僕のNikon D7000を10,000/24hくらいで借りたい人はいませんか



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2011年を振返って。

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One more thing

去年の僕は、Macとか、iPhoneとか、いわゆるITっぽいことが好きなただの若者だった。
(今でもそれは変わらないけど)
最近は写真撮影をしたり、デザイナーらしき仕事をちょこちょこと頼まれるようになった。
ちょっとした事かもしれないけど、ただの若者にとっては大きな変化だ。
今年も残り一日となった所で、なんでそうなったのかを振り返ってみようと思う。

apple製品が好きだから言う訳ではないけれど、大切なのは「One more thing」だと思う。
頼まれただけじゃなくて、もう一歩踏み込んでやってみること。
写真撮影やデザインをすることになったのは、
大好きなよーこさんがデザイナーだったからというのも大きな理由だけど、きっかけは実は市橋さんだった。
あれから全てが始まったんだ。

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【書評】SQ かかわりの知能指数/鈴木謙介

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SQ かかわりの知能指数/鈴木謙介 読了。
文科系トークラジオlifeで聞いた個別のイシューが、パズルのように繋がって一枚の絵になるような感覚。
日本の抱える一番の問題は、皆が無意識に1970年代・80年代の黄金時代の感覚のままでいること。
だから車が売れない理由を若者のクルマばなれと言い切り、
少子化・うつ病・非正規雇用などの諸問題を個人的な問題だと切り捨ててしまう。

時代は変わったのだ。黄金時代は二度と戻らない。

ひと世代前の前提で成り立つ社会を一度を考え直し、
袖振り合うも他生の縁 に近い新しい社会設計の提案をする一冊。
この10年が最後のチャンスという言葉があるが、私にできることはなんだろうか?

・なぜ、若者たちはお金より人の役に立つ仕事を望むのか?
・なぜ、女性たちは高級外車よりエコカーを"カッコいい"の思うのか?
・なぜ、父親たちは郊外のマイホームより職場の近くに住むことを望むのか?

気鋭の社会学者が説く、21世紀、日本人の「新しい幸せのかたち」

SQ-“かかわり”の知能指数 鈴木謙介
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バラの本数には意味がある

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1本で「一目惚れ」 
3本で「告白」 
11本で「最愛」 
50本で「恒久」 
99本で「とこしえの愛」 
100本で「年老いても共に」 
108本で「結婚して下さい」
365本で「毎日恋しくてたまらない」 999本で「何度生まれ変わってもまた貴方を愛します」

女性がシェリーを注文するのは・・・にちょっと似てる気もしますね







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