2013/01/12

体罰容認の前に押さえておくべき2つのこと

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1.体罰は自己評価を低くする
愛の鞭なのか単なる八つ当たりなのかという区別は子供には難しく、殴られたという結果だけが残ります。子供ながらに何とか受け止めて解釈した結果は「自分が悪い事をしたからだ」という風になりがちで、自己評価が低くなります。その結果として、失敗を恐れて挑戦を避けるようになって成長の機会を逃すだけでなく、他人から不当な扱いを受けた時に気然とした態度を取れず不利益を被る可能性が高くなります。


2.屍は語らない
「体育会系でシバキ上げられ鍛えられた結果今がある」みたいな事を言うなら、「その足元にどれだけの屍が転がってるんですか?」って質問に答える必要があります。元いじめっ子の話はよく聞くのに、いじめられっ子の話はほとんど聞かないのは、話したがる人が少ないからです。海外インターンシップで女子大学生が亡くなった時「失敗した人は口を噤み成功者は声高に語る。そこも加味して参加するか考えるだろ普通。危機意識が低すぎる」ってみんな言ってましたよね?

「子供は未来からの留学生 (`・ω・´)キリッ暴力は無条件で悪!」みたいなことは死んでもいいませんが(気持ち悪いので)、最低でも上記の二点を考慮した上で体罰容認を主張すべきだと思います。

ふたつを天秤にかけてみると、「体罰に耐えることで成長できる」っていうメリットはいささか軽すぎるのではないかと思います。

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