2015/06/30

読書向きなのはiPhoneよりもKindle?媒体と脳の関係

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少し古いですが、トッパン・フォームズ株式会社からこんなプレスリリースが出ています。
なかでも、同じ情報であっても紙媒体(反射光)とディスプレー(透過光)では脳は全く違う反応を示し、特に脳内の情報を理解しようとする箇所(前頭前皮質)の反応は紙媒体の方が強く、ディスプレーよりも紙媒体の方が情報を理解させるのに優れていることや、DMは連続的に同じテーマで送った方が深く理解してもらえることなどが確認されました。

ひとことで言えば、「人間の脳には紙媒体が向いている」 ということになるでしょうか。

最近興味のある本の著者のトークイベントによく参加するのですが、どこに行っても人間の脳とコミュニケーション、人間の脳と認知というような話が出てきます。人間の脳は意外なほど原始人のままなので、思っているほど環境に適応できていない。例えばskypeや電話よりも対面のコミュニケーションのほうが、さらに言えば1対1よりも4-5人程度の小規模なグループでのコミュニケーションのほうが効率がよい(グループのほうが効率がよいのは、自分以外の相手に対するふるまいからも情報を入手できるため)。同じテキストでも、ページをめくるような動作や触れることによって記憶が強化される。といったようなはなしです。

透過光よりも反射光のほうが理解が高まるというのは、スマートフォンのkindleアプリからkindleに乗り換えるのに十分な理由になりそうです。

ちなみにですが、Kindleはeインクなので「紙媒体(反射光)」に分類されますよ。

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キンドル

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