東浩紀氏による「福島第一原発観光地化計画」が面白い

思想家・東浩紀が重大提言「僕は福島第一原発観光地化計画を提案します」 / 週プレNEWS

福島県の人達が「なかった事にしたい」というなら更地にするのもいいと思う。と前置きした上で、人々の関心をつなぎ止めるために「負の遺産として福島第一原発を観光地化する」という提言をしています。
"良識派"の人達に不謹慎と言われようが、「過ちは二度と繰り返しません」みたいなごまかしをするよりはよっぽど価値があると思います。

原子力発電所について語る時に、
・経済的な観点からみれば、脱原発なんて非現実的
・とにかく放射能とか恐いから今すぐ脱原発
の二つの選択肢でしか話がされていないような気がしていて、「文化的な清算をすることができずに、同じ過ちを繰り返す」という東氏指摘の通りになりそうだと感じます。
デジタルは冷たい！アナログな物の方が暖かみがある！とかいつも言ってるくせに、なぜこういう大切な議論でゼロイチのデジタルなやり方を好むのか本当に不思議です。
もっとアナログでファジーな暖かみのある議論をすればいいのにと思います。

このような話題について勉強しても、日常で話す場が少ない事が問題だということは以前から言われていました。
「原子力発電所」の一言でドン引きだった頃と比べると、少しずつ話しやすい雰囲気が醸成されている気がします。
こんな硬派なテーマが週プレに掲載されている事からも伺えますね。